4患者サポートシステムを維持するための工夫
●会員を増やすために
「地元で開催される学会とか、公的なイベントの主催者などに働きかけて、積極的に提案をしていくようにしたのです。例えば、『こういう患者の集まりがあります、患者の意見を活かしてこういうプログラムはどうか』とか、『運営のお手伝いができます』とか。そういうときに私がかつて放送の仕事をしていて、司会とか、全体のコーディネートがある程度できるということは、1つの強みであったと思います。
それで、2006年にこちらであるがんの学会があったときに、その会長を務めていらっしゃる先生とたまたま番組を通じて知り合いだったということもあり、市民公開講座の企画と運営を任せていただけないかという提案をしたのです。そしてお任せいただきました。
そのときに開催した市民公開講座が500人ぐらいの会場がいっぱいになった。で、そのときに私も活動のPRをさせていただいたのですが、座長をお務めいただいた先生が、この活動の趣旨に非常に共感をしてくださいまして、先生自ら『みなさん、この活動に参加して広げていってください』ということをおっしゃっていただいたのです。(そしたら)参加者の中で、63名もの方が会員になってくださった、ということがありました。それがはずみとなって、会員の増強と言いますか、会の拡大の仕方を少し学ばせていただいたということがあります。」