14メッセージ
「がんを取り巻く状況が、がん医療の進歩も含め、非常に早いスパンで変わってきていると思います。ですから、今までがん患者さんやご家族は、医療の提供も含めて、支援される立場だったと思うのです。けれども、がんのピアサポーターという存在、役割が登場して、今度はその治療体験を悲しい出来事だけではなく強みとして、人のために役立てていこうという動きが、今、全国的に進んでいるわけですよね。
ですから、『がんになったから自分らしい生活が失われ、今までと違うんだ』ということではなく、がんになったということを、ある意味、強みとして活かしていけるような社会の扉が開かれつつあるということを、がん患者さんにもご理解いただきながら、まずは、私たちのようなピアサポート活動をしている者に、今の悩みや心配事、何でもお聞かせいただきたいと思っています。」