7子供のころの食習慣
「子どもの頃からあまりご飯も食べない子で、小学校のときも人の半分くらいしかプールに入れない体の弱い子でした。親は『好き嫌いを言わないで』以前の問題で、『もうとにかく食べてくれればなんでもいいので、お菓子でもいいから食べて』という感じで。ですから『食べ物の好き嫌いを言う子は、大きくなったら絶対病気になるよ』と今になって思いますね。もっといろいろ食べればよかったです。
でも小学校高学年で塾に通わされまして、その塾がお山のてっぺんにあり、そこに1日おきぐらいに歩いていくうちに丈夫になりました。そんな頃から食べたりもできるようになって。やっぱり動かないとダメですね。小学校低学年の頃は動かずに『えらい、えらい』と夏休みは朝からダラダラ寝ていて、『食べたくないし、えらい』と年中夏バテの状態でした。
野菜でも、食べられるものが半分ぐらいしかないとか。納豆だとか、青魚だとか体にいいと言われるものがダメで・・・。子どもの頃に摂らなくちゃいけないものをたぶん摂っていないんですよね。だから抵抗力もあまりなくて、今の状態になっちゃっているので、栄養状態は今になって結構気をつけています。」
●お弁当を作る
「今、血液検査をして数値を見て先生に『栄養状態はいいですね』と言われると、何かちょっとほっとするんですよ。仕事に行くときにも、以前はコンビニのお弁当とか、適当にパンだけでいいわとか、そういうことをしていたんですけど、前の夜の夕食の残りでもいいので、今は自分でお弁当をとりあえず作って会社に持っていきます。それだけでもだいぶ違うかなというのはあります。
入院しているときに食べられなかった期間が結構長くて、『食べ物はとても大事だな』というのは身にしみてわかったので、食べる物はまじめに取り組んでいます。」