がんと向き合う

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木村稔美 さん
(きむら・としみ)
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1959年愛知県生まれ。46歳のとき(2006年)直腸がん(ステージ2)が見つかり、直腸とS状結腸を切除、ストーマを造設。約3ヵ月後、職場に復帰。術後、補助的に抗がん剤治療を受けるが副作用のため1クールで終了。術後5年を経て気持ちが少しずつ前向きになり、若い女性オストメイトのための患者会ブーケの手伝いを始められるようになる。乗馬が趣味。ブログ:minnのいろいろ気ままな日記
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11大事なこと

「あきらめてはダメだと思うんですよ、『こう言われたからもうダメなんだな・・』とか。本当にいろんな方法で治療もあると思うし。とにかくいろいろ探して、あきらめない気持ちは絶対に大事だと思うので、もしそういう診断をされたとしても、『ダメなんだという気持ちは、持たないように・・・』と思います。

今はテレビやネットでもいろいろ見られるし、やっぱりどこに幸運が、どこに拾ってくれる神様がいるかもわからないし、この治療をしてみてダメだったらこちらの治療と、情報もすごく大事ですし、いろんな意味であきらめないということは大事だと思います。」

Q.これまで、あきらめたくなったことは何度もありますか?

「私はたぶん、あきらめるという気持ちになるまでひどい病状になっていないので、思わなかったですね。たとえば、私と同じ病気の人で『4年経ったときに“再発が見つかった”と言われて、最初に告知されたときよりもショックだった』と。もしそれが仮に自分の身に起きたら本当ににショックだろうな、それこそあきらめたくなっちゃうよなと思うのですが、その人はそこであきらめなかった。今、元気で仕事もしています。だからいろんな意味で絶対に『もういいや』と思うのはよくないなと思います。」

●検査を受けて、命をつなぐ

「大腸の検査は、カメラをお尻から入れるんですよね。触診にしてもお尻に指を入れたりするので、『そんな検査耐えられない』と思っていたんですよ。『どうせ死ぬのになんでそんなつらい検査するの?』というのがあったのですけど、特に大腸がんの場合は治る確率が高いので、検査は絶対にしたほうがいいし、大腸のポリープも毎年検査をして毎年ポリープの間に取ればがんにはならないから、『お尻から何か入るのは考えられない』なんて言わないで。仮にがんになってしまったとしても、『がん=死』ではないので、やっぱり検査はするべきだと思いました。それまでは人間ドックとかも実は受けていなかったのですが、それ以来、年に一度やっています。やっぱり早期発見ですね。」