「仕事は、営業サポートをしていました。見積りをエクセルで作ったりして、結構忙しかっです。でも仕事は好きだったので、辞めたときはやはりしんどかったですね。
食事は、前はワインとかチーズが好きでした。あと基本的に自分で作っていたので、たとえば玄米ご飯と、野菜やお豆をいっぱい入れてスープを作ったり、そういうのが多かったですね。あとお肉はあまり食べなくて、魚・野菜系が多かったです。あとパンも白いパンではなくて、胚芽とかが入った茶色いパンばかり食べていたので、(病気になったのは)非常に意外でした。
でもお酒が好きだったからかな・・・と思うんです。でも私の父もすごくお酒が好きで、もう50年もお酒を飲んでいてなんともないですから、こればっかりはわからないですね。病気になったということは変えられないということと、あとポリープが百何十個というのは、ちょっと遺伝子がおかしいんじゃないかというのはありますけどね。わからないことも多いし、正直なところ『よくポリープが百何十もあって、これだけもったなぁ』と思います。」
「病気になるまでは週に3回ぐらいヨガに行っていました。お昼も結構、健康的なお弁当を会社に持って来て、ヨガにいつも行っていたので、私が大腸がんと言うと周りの同僚が固まっちゃって。だからわからないですね。
ヨガは8年ぐらいやっていました。ヨガは人気で、インド系の先生もいましたけど、オーストラリア人の先生もいて、昼休みに行けるんですよね。仕事をしていて、昼休みにご飯を食べる代わりに『ちょっとヨガに行って来る』と行って、帰って来るということをしていたので、非常に行きやすかったし、面白かったですね。
私が行ったのは、ジムの中にヨガ・スタジオがあって、クラスがお昼休みに合うようにあるんです。それに週2〜3回行って、楽しかったですね。45分ぐらいのクラスで、だーっと着替えて帰って来て。
お昼は仕事をしながら食べるんです。お客さんの応対がない仕事だったので。だからそれは結構自由で、お昼は時間は決まっていないし、マラソンを走りに行く子もいれば、お昼に好きなことするのが普通でしたね。一応休憩1時間なので、本当にギリギリなんですけど。」
「ヨガはしてないんですよね。やったほうがいいし、やったら楽しいんですけどね。うつ伏せのポーズがあって、今どうしてもお腹を下にして寝ることができないので。ただ患者会のブーケでもヨガはやっていらっしゃって、『できるよー』とおっしゃっているんですけどね。」
「私は逆に高血圧とかを気をつけていたのと、あとずっと貧血だったんですよ。ヘモグロビンの値がいつも低くて、考えればそれだったんですね。女性は生理があるので、貧血の方は多いじゃないですか。でも私はおそらくポリープが多かったから、出血していて貧血だったみたいなんです。
大腸を摘出する手術をしたあと、ヘモグロビンはもう正常値に戻ったんです。ヘモグロビン値は普通15ぐらいのところが、私は8でした。手術したあとは抗がん剤治療にかかわらず今も14ぐらいあるので、おそらく貧血だったのはたぶんそのせいでしょうね。」
「あとタバコは全然触っていないし。だから本当に(がんになった)理由はないと思いますね。考えても出てこないし。ただやっぱり若年性でなるとみなさん『自分はすごく悪いことしたんじゃないか』と悩む方が多い。私も同僚で乳がんになった子がいて、彼女はまだ32歳ぐらいで今でもよくメールをするのですが、彼女もやっぱりすごく罪悪感が強くて。彼女は中国系で、私が見ていても、食べ物はすごく健康的だったんです。だから同じ職場でふたりがんになっちゃって、私とその乳がんになった彼女は周りから見ると非常に健康的だから、『なんでふたりがなったのかわからない』と、周りがみんなびっくりしたんです。だから本当にわからないですね、こればっかりは。」