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大腸がんの再発とは

手術でがんをすべて取りきったと思っても、目に見えないがん細胞が残っている可能性があります。目に見えないがん細胞が徐々に大きくなり、目に見えるしこりを作ったもの、それががんの再発です。大腸がんの再発には大きく分けて、遠隔転移、腹膜播種、局所再発の3つがあります。

図8-1
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図8-2
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図8-3
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遠隔転移とは、大腸から離れた別の臓器にがんが転移することです(右図)。大腸の血液はすべて肝臓に集まります。そのため、血管の中に浸潤したがん細胞はまず肝臓に集まります。そのため、肝臓への転移がいちばん多くなります。次に多いのが肺です。さらに進行すると脳や骨に転移します。

腹膜播種とは、がん細胞がお腹の中に種を蒔くように散らばり、しこりを作った状態です(右図)。しこりが大きくなると腸を狭くして通りが悪くなり、腸閉塞を起こします。また、がん細胞を含んだ水(腹水)がお腹の中にたまり、お腹が張ってきます。

局所再発とは、最初にがんがあった場所のすぐ近くに再発することです(右図)。手術でつないだ部分(吻合[ふんごう]部)に再発したり、骨盤の中に再発したりします。局所再発は直腸がんで起こることが多い再発の形です。

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