大腸がんの再発とは
手術でがんをすべて取りきったと思っても、目に見えないがん細胞が残っている可能性があります。目に見えないがん細胞が徐々に大きくなり、目に見えるしこりを作ったもの、それががんの再発です。大腸がんの再発には大きく分けて、遠隔転移、腹膜播種、局所再発の3つがあります。
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腹膜播種とは、がん細胞がお腹の中に種を蒔くように散らばり、しこりを作った状態です(右図)。しこりが大きくなると腸を狭くして通りが悪くなり、腸閉塞を起こします。また、がん細胞を含んだ水(腹水)がお腹の中にたまり、お腹が張ってきます。
局所再発とは、最初にがんがあった場所のすぐ近くに再発することです(右図)。手術でつないだ部分(吻合[ふんごう]部)に再発したり、骨盤の中に再発したりします。局所再発は直腸がんで起こることが多い再発の形です。