●大腸がんの標準的治療
抗がん剤治療
抗がん剤治療
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このように、基本中の基本である5-FUとロイコボリン、それにオキサリプラチンまたはイリノテカンの組み合わせ、さらに2種類の分子標的薬と、大腸がんの抗がん剤治療は非常にバラエティに富んできました(上図)。
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効果に加えてもうひとつ大切なのは、副作用のチェックです。毎回、薬を投与する前に必ず副作用をチェックして、白血球が少なくなっていないか、血小板が少なくなっていないか、クレアチニン(腎臓の機能を表す指標)が高くなっていないか、などを調べながら、治療を繰り返すわけです。
Q.副作用が強い場合、どうすればいいでしょうか?
副作用が強い場合は、どの薬によって副作用が起きているのかをまず判定します。ある薬で強い副作用が起こっていると考えた場合は、その薬を減らして投与することもありますし、薬を投与する間隔を延ばして副作用から回復してからまた治療を開始するという方法もあります。また状況によっては、その副作用を起こす薬を中止して、別の種類(薬)の治療法に切り替えるという方法もあります。ただし、どの種類の副作用がどの程度出るかは人によって違いますので、その都度副作用をチェックしながら治療を続けていくのです。
Q.抗がん剤治療はどのくらいの期間、続けるのでしょうか?
効いている間はずっとその治療法を続けます。これはあくまでも手術でがんを取りきれなかった患者さんに対する治療ですので、薬が効いている間はずっと続けます。そして効かなくなったら別の薬に替える、また別の薬に替える−ということをくり返して、できるだけ長く治療を続けるということが、手術でがんを取りきれなかった方の治療法です。