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大腸がん手術後のフォローアップ

図11-1
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大腸がんの再発は、早い段階、つまり手術で取りきれる段階で見つけられれば治る可能性があります。そのため、手術後は再発が起こっていないかをチェックするために、定期的に検査を行うことが大切です。再発のほとんどは、手術後5年以内に起こります。したがって、少なくとも手術後5年間は定期的な検査を受けることが大切です(右図)。

図10-2
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問診(医師がお話を聞くこと)と診察、血液検査による腫瘍マーカーのチェックは、手術後3年間は3ヵ月ごとに行い、その後は半年ごとに行います(右図)。CTや腹部超音波検査、胸部レントゲン検査などは半年ごとに5年間行います。大腸内視鏡検査は1〜2年ごとに行います。

直腸がんの場合は、これに加えて直腸診(直腸の診察)と骨盤CTを半年ごとに行います。大腸がんの治療は、「手術をしてこれで終わり」ではありません。医師の指示に従って5年間はきちんと定期検査を受けていただきたいと思います。

Q.大腸がんにかかったあと、他のがんになることはありますか?

大腸がんで手術を受けたあと、胃がんや肺がんなど、他の臓器のがんにかかる可能性はあります。また大腸のほかの部分に新たな大腸がんができる場合もあります。 大腸がんの手術後の定期検査は、あくまでも大腸がんの再発を見つけるための検査です。他の臓器のがんや心臓や糖尿病などの別の病気の発見を目的としたものではありません。地域や会社の健康診断、がん検診は、機会があれば積極的に受けてください。

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